あおばさん開催のブルベのみでのSRをかけたいわき600、過去最長の雨中走行となり、またパンク祭りで一度はDNF決断をしましたが、他の出走者に助けていただいて完走することができました。これで2年連続あおばでSR達成です。

あおばさんにしては獲得標高低めです
1日目
数日前の予報では、一時激雷雨+雹という、とんでもない天気でしたが、結果全体としては多少強くなるときはあったものの、普通の雨で、風も強くありませんでした。しかしスタート地点の稲城大丸公園に向かうときから本降りの雨という、スタート前から心を折りにきている感じがしました。ブリーフィング時もなかなか雨足強く、足下浸水してきていました。
アオバのいわき600。12人の勇者が集まりました。東屋の屋根の下でブリーフィングやってますが、足下が水浸し。 pic.twitter.com/uz8l7kqwWT
— VCR横浜あおば (@VCRYokohamaAoba) 2026年6月19日
ブリーフィング後、今回初めてお会いするひろぽんさんにご挨拶いただきました。交流のある方が同じブルベ走ると心強くなります。車検終了後、自分含め12人の出走者がそれぞれのタイミングでスタートしていきます。

淡々と走り、ここで昼ご飯兼ねた補給しようと事前に予定していたコンビニにピットインします。あったかいうどん食べたかったけれど、なかったのでご当地ものにしました。

さらに淡々と走ってPC1に到着。JAPAN CUPのコースになっているところですね。初めてきました。

雨降っている以外は全て順調、グロスアベ20km/hぐらいなので、このペースでいけば目論見どおり21時ぐらいにいわきに着くかなと思っていました。ところがどっこい、昨年のBRM517あおば600kmクラシックに引き続き、パンクの神様パンクボンビーが舞い降りるのです。
普通にさくら市内の住宅地を走っていると、あれ?後輪の感覚おかしいぞ?と思って、止まって指でタイヤ押してみると少し空気減ってる。スローパンクか?と思いつつ、すぐリスタートするも、みるみる空気減ってわずかな段差でリムがあたる感触が。完全にパンクです。雨降ってるので、雨を凌いで修理できるところを探します。少し進むと公園が左側にあり、公園の中に広い軒先のある公民館のような建物があるのを発見。建物やその周囲に人はいなさそうなので、しばし使わせてもらいます。

後輪チェックしてみると、タイヤに1〜2mmぐらいの小さな金属片が刺さってて、それが僅かにタイヤを貫通していました。今回後輪のタイヤは2ヶ月前ぐらいに替えていたので、パンクリスクあるのはむしろ前輪だと思っていました。完全にパンクボンビーのせいですね。
気持ちを切り替えてパンク修理を開始。今回ツーピースバルブのR'AIRを2本(1本は中古)、CO2ボンベを3本持ってきていました。中古の方のチューブを使って交換し、タイヤ嵌めてCO2ボンベで空気入れます。よし、修理完了と思ったら、シューという音を立てて空気が漏れています。確認するとバルブのあたりです。中古だからかな?と思い、もう1本の新品チューブに替えて、空気入れます。一見問題なさそうに見えましたが、耳をバルブの近くに持ってくると、僅かに音が聞こえます。ここで初めて、悪いのはチューブじゃなくてバルブエクステンダーかもしれないと思いました。バルブエクステンダーを増し締めして、感覚的に3本目のCO2ボンベの1/3ぐらいまで使って、バルブから音が聞こえなくはなりました。一抹の不安がありますが、直ったと信じて進みます。

リスタートしてから1時間ぐらい走っていると、また後輪が怪しくなってきました。もうすぐばとうの道の駅で、その先のコンビニの後は福島県に入って矢祭町まで無補給区間となります。そんなときにガソリンスタンドの前を通過、すぐ後の交差点で歩道に入り、タイヤを指で押してみました。明らかに減っています。スローパンク状態です。さっきのガソリンスタンドまで戻り、スタンドで空気入れを借りてとりあえずパンパンにします。

リスタートして、とりあえず道の駅ばとうまで走ります。トイレと若干の補給をしながら、続行するかDNFするか考えます。地図を確認したところ、DNFするにしても、いちばん近い鉄道の駅は、この先のルートの近くにあるJR水郡線の常陸大子駅だったので、無補給区間をドキドキハラハラしながら走ることにしました。

幸い無事に大子町まで来ました。ガソリンスタンドの前を通りかかったときに一旦止まって、空気圧を確認します。ほとんど減っていないように感じたので、このスタンドで空気入れ借りることなく先へ進みます。
CO2ボンベではそこまで空気入れられてなくて、ガソリンスタンドの空気入れでかなり高圧まで入れられたので、漏れてるにしてもかなりの時間持つのではと考えました。このままなんとかいわきまで行けるかも、いわきの宿までたどり着いたら、翌朝完全パンクでDNFになってもいいや、何か楽しみながら電車で帰ろう、とか考えながら、久慈川沿いの国道118号線を北上していました。すると、徐々に後輪が怪しい感じに。止まってタイヤ指で押したらまあまあ減ってました。パンク修理時にあと 2/3?残した最後のCO2ボンベで空気を入れ、ボンベ使い切らない範囲でパンパンになりました。この先矢祭から先、山の中に入り、今度はいわき側に下るまで無補給区間となります。このまま進むか、常陸大子駅まで戻ってDNFするか悩みます。結果、さっきの無補給区間大丈夫だったので、次もいけるだろうと、半分掛けですが続行することにしました。
矢祭からいよいよ山岳区間、無補給区間に入ります。まずは長い登りです。5kmぐらい登ったところで、ちょっとキツくなったので一度ストップしました。一息ついてからリスタートしようとすると、いきなり後輪の感覚がフニャッと!え、なんで?急に?という感じで、タイヤ確認してみたら、もうペコペコでした。最後の頼みの綱、出涸らしのCO2ボンベでトライしましたが、残念ながらほとんど空気を入れることができず最後のボンベが力尽きました。

詰みです。しかもこんな山の中で。2年前のBRM511あおば400km富士五湖で、瑞牆山荘で走行不能になったときよりは人里近いですが。(富士五湖400のときは、タクシー呼んで韮崎駅まで13000円でワープ)
時刻は18:40、今日は夏至なのでまだ少し明るい。とりあえずどう考えても来た道戻る方が人里、鉄道が近いので、引き返して自転車押して歩きます。携帯の電波がほとんど入らず、この先矢祭にある駅(後で調べたら水郡線の東館という駅でした)から家の最寄駅までの終電に間に合うのかどうか調べられません。(後で調べたら、東館駅発の終電は19:40だったので、このまま歩いてたら間に合いませんでした)

後から来る出走者に、東館駅までもてばいいのでポンプ借りて空気入れられたらいいなと少し思いながら早歩きで下っていました。すると、出走者のデイビッドさんが通りかかりました。どうしたのと聞かれ、パンクでDNFすると言ったら、なんとチューブをいただけると。いや、でももうボンベもないし、ポンプも持っていないから空気入れられないんですといったら、なんとポンプを貸してくれるどころか、修理を手伝ってくれることになりました。めちゃ申し訳ないんですが、めちゃ嬉しい展開になりました。後から来たデイビッドさんの友人のジェロームさんも一緒になって手伝ってくれました。私のホイール(ROVAL RAPIDE CLX)がタイヤ嵌めづらいせいで苦労をかけてしまいました。デイビッドさんもジェロームさんもめちゃくちゃ親切で、結果ほとんど修理してもらった形になりました。
一度DNFを決意したのですが、お二人のおかげでいわきに向けてリスタートすることができました。本当にありがとうございました!!!
リスタートしたのは19:20ごろ。もう真っ暗になってました。しばらくジェロームさんと一緒に走った後、改めてお礼して先にいきます。先に行ってたデイビッドにも追いついて、改めてお礼して先にいきます。長い登りの後、いくつか短い登りが続き、楽ではなかったですが、完全にパンク直ったおかげで安心して走れました。

短い登り波状攻撃終わって、いわきへ向かう長い下りを一気に下ります。平地まで下りてきて、しばらく走っていると事前にチェックしていたすき家がありました。お腹空いてて早く牛丼食べたいと思っていたので助かりました。21:40ぐらいに入店。屋内で、温かい牛丼と豚汁食べられて幸せです。

食べ終わって店の外に出たら、ちょうどデイビッドさんとジェロームさんが目の前を通過しました。その少し後、22時ちょうどぐらいにリスタートし、23:10にいわき駅前に到着。

駅前のホテルB4Tいわきにチェックインし、シャワー浴びてスッキリ、0時過ぎに就寝。


2日目
かなり疲れていたので、ちょっと長めに仮眠して4時に起床。起きてすぐ携帯見ると、ちょうどひろぽんさんがPC3に到着したポストが上がっていました。早い!いや、自分が遅いということでしょう笑 そして借金1時間半という文字を見て焦ります。
先程PC3を借金1時間半で通過した…
— ひろぽん@BRM秋の300km or 夏のSR600 (@MSGP02Aphysalis) 2026年6月20日
艦長:「既に時はなく、好天の目処も立たず…ひろぽん、電車の使用を許可します。ただちにDNFしていただきたい」
私:「えっ!?……私は自分の意志で最後まで走り続けたいのです。申し訳ありません」
艦長:「スタッフからお金は貰えませんぞ」 pic.twitter.com/gQX7TlivHv
4時半には出発するぞと準備して、さあチェックアウトしようとした時に、なんとサイコンを充電するのを忘れていたことに気がつきました!充電は残り25%、多分午前中も持たない。とりあえずラウンジで充電開始。あ、RN1500から充電しながら走ればいいじゃないかと思いましたが、typeC to typeCケーブル持ってませんでした…結局5時過ぎまで充電してやっと50%、もうこれ以上待てないので出発します。この時は途中切れたら携帯アプリで何とかするしかないと考えてました。

5:15ごろホテル出ていわき駅前から2日目スタート。今朝も変わらず雨です。国道6号線を北上して折り返し地点となるPC3に向かいます。
PC3の前に、朝ご飯食べてなかったので、コンビニで補給します。ちぎりパンは走りながらの補給用に、反射ベストの背中ポケットに差し込みます。

6時ちょうどぐらいにPC3到着。ようやく半分です。後300kmちょい。あと16時間半なので、要求グロスアベは18.2km/h。ちょっとドキドキしますが、300kmブルベだと思ってグロスアベ20で行けば間に合います。

リスタートして、大洗までの太平洋沿岸ひたすら南下を開始します。雨の中、荒々しい海を横目に黙々と走ります。途中までやや向かい風気味の横風でしたが、途中から追い風に変わり、平地巡行がかなり楽になりました。
日立駅横を通過した後、腹減ってきていたのでコンビニで補給します。大福は走行中の補給用。

阿字ヶ浦海岸は見たことあるお風呂屋さんが。9年前に家族でこの近くにキャンプしに来た時に、歩いて入りに来たお風呂屋さんでした。この後距離はかなり短いけど超激坂登場。さすがあおばさん酷い。

10時ごろ雨が止んで、すっかり天気良くなってPC4到着。この時点でゴールまでの要求グロスアベは16km/h、だいぶ稼ぎました。

晴れてきて自転車が乾いてくると、チェーンからギシギシ音がするようになりました。流石のフィニッシュラインHALOでも、昨日から今朝にかけての雨は耐え切れなかったようです。この音がかなり精神衛生上悪いので、代用できるものなら何でもいいから注油したいなと考えながら走っていたら百均があったので入ってみました。しかし、流石にチェーンオイルは置いてなく、511の類もありませんでした。その代わり、typeC to typeCの充電ケーブルを購入。これでサイコン充電しながら走れます。

大洗過ぎてからは西方向に走ります。不動峠まで順調。途中道端に座り込んで、何か紙を見ているデイビッドさんを発見。一見トラブルには見えなかったのと、下りでスピード出ていて止まれなかったのもあり、手だけ振って通過しました。ゴール後に聞いた話では、メカトラ(クランクが壊れたとか)でDNFしたとのこと。とても残念です。
不動峠の登り口に着いて、登り始めます。裏不動と呼ばれている、勾配キツい方を登るのですが、ブリーフィング時にかなり道が荒れていると聞いていました。実際は聞いていた以上で、落ち葉、枝木、石だらけ。ほぼグラベルです。慎重にライン選びながら登りました。

下りも同じく荒れていて、時々倒木もあったので慎重に下ります。
後は平坦だけなのですが、かなり晴れてて暑いです。そんな中、不動峠登る前から腹減ってたので、とろろ蕎麦食べたい、早くコンビニプリーズ!と思いながら走っていたら間もなく発見。求めていたとろろ蕎麦は大変美味しかったです。

リスタートして国道125号線をひたすら西進、風向き良くて、信号タイミングも恵まれ気味で、グロス稼げました。晴れて暑い中踏み続けるのはツラいですが。しかし古河市街地に入ってからはかなり信号に捕まったので、この区間の結果はプラマイゼロかもしれません。PC6に到着。ゴールまでの要求グロスアベは13.6km/h、かなり安心です。

渡良瀬遊水地まで戻ってきて、南に方向転換、昨日来た道を戻ります。引き続き風向き良くて、巡航が楽です。が、まだまだ暑く、体がちょっとツラいです。少し補給したくなったこともあり、暑さ対策兼ねて塩分ゼリーチャージします。

あとはゴールまで走るのみ。予想通りではありましたが、この後、川越、所沢となかなかの信号峠、そして最後の府中街道はいつも以上に信号峠がキツく、ラストはだいぶペース落ちたと思います。
そしてとうとう、無事ゴールしました。いや、できましたですね。

本当に助けていただいたデイビッドさん、ジェロームさんに感謝です。いただいた命?をしっかりゴールに繋げられました。ジェロームさんはついさっきまでゴールにいたとのこと。改めてお礼したかった。
今回自己完結できなかったことは反省して、次回以降に活かしていきます。とはいえ、今年の大きな目標にしていた、2年連続あおばさんのみでのSRを達成できました!

雨対策
自転車は前後輪にフェンダー装着してフルフェンダーに。フェンダーはSKSのレースブレードプロXL。マッドフラップ付きで、特に前輪はシューズやチェーンに水跳ねかかるのをかなり防いでくれます。しかしそれでも長時間の雨、あと、道路脇の深い水たまりのせいで、チェーンはかなりオイルが落ちてしまいました。
ウェアは上半身レインジャケット、下半身は足下レインシューズカバーで、1日目は足の露出している部分にレインジェルを塗りました。上半身以外はどうせ浸水するだろうと考え、完全防水を目指しませんでした。しかし上半身も、長時間走行により汗でベースレイヤーがしっとりしてしまい(レインジャケットはGORE-TEXなのですが、どうも透湿が追いつかなくなったようです)、ダウンヒルのとき以外は着なくてもよかったかもしれません。
いつも雨の時は、サイコンの画面に水滴がついてかなり見づらくなるので、今回試しにレインホッパーを施工してみたら、まったく水滴がつきませんでした。サイコンの画面に当たった雨はいったいどこに行った?という感じです。今回の雨対策で唯一大当たりでした。

今回の反省
- (浸水するツールボトルに入れっぱなしの)バルブエクステンダーを信じるな。
- TPUチューブをいっぱい持て。(デイビッドさんの諫言)
- やはりハンドポンプは持っておくべき(電動ポンプもありだけど、定期的な健全性チェック必要)










































