富士ヒルクライム

昨日の日曜日、いよいよ富士ヒルクライム本番。今回はスタート地点すぐ近くのPICA富士吉田のコテージを予約できた。

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家族で泊まり、嫁と子供は午前中何とか天気がもつかもしれないので富士Qオープン入り。自分は朝4時に起き、天気予報をチェック。五合目ゴールまではなんとか天気もちそうなので、最初から身に着けるのはサイクルキャップのみ、レインジャケットはジャージの後ろポケットに入れ、それ以外の雨対策グッズは預け荷物袋に入れることにした。朝5時に会場まで歩いていって荷物を預ける。寝泊りしてるところから歩いて5分ぐらいでいけるなんてなんて素晴らしいのだろう。戻ってからゆっくり朝ごはんの支度。お湯を沸かし、インスタントコーヒーとカップスープを作る。あとは昨日買ったパンとバナナ。食事を済ませたあと、6時すぎからウォーミングアップに出かける。PICA富士吉田の前の道を下った突き当りから上り、会場入り口までを2往復。2往復目のUターン時に多くの人達が会場に向かう目の前で立ちゴケ。恥ずかしい。右ひざを擦りむいたが、まあそれだけで済んでよかったかな。ウォーミングアップで心拍数170まで上げようとするが、会場に向かう人が多く走っている中なのでワガママな走りをすることはできず、上げられたのは165ぐらい。まあウォーミングアップとしてはこんなものかなと。レース本番はスタート直後ゆっくり目にいってウォーミングアップを兼ねるつもりだし。

いったん戻ってから会場に向かう。会場に入ったのは7時ちょっと前ぐらい。ちょうど選抜者クラスの第1ウェーブがスタートするところだったので近くまで行って見る。遠目に高岡選手発見。初めて実物見た。7時ちょうどに第1ウェーブスタート。スタートを見送ってから自分の第16ウェーブ待機場所へ。すでにけっこうバイク並べてあり、最後尾に自分のバイクも並べる。しかしけっこう霧が濃くて、待機場所のグラウンドの外はよく見えない。

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7時半ごろ待機場所からゾロゾロ移動開始。第16ウェーブのスタート時間は8:10。慣れてる人は、待機場所には行かず、待機場所からスタート地点まで移動する間に合流したり、スタート直前に合流したりしてる。そっちの方が賢いかも。

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8:10第16ウェーブスタート。大会ゲストのアントキの猪木と、平昌オリンピックチームパシュート金メダリスト、富士急行所属の菊池彩花選手がスタートゲートの直前でハイタッチなどしてたので自分も。これでかなり気合が入った。スタートゲートをくぐり、会場を出て、最初の交差点を右に曲がり、次の交差点を左に曲がったあとからリアルスタート。全体的には最初ゆっくり目で中盤からペースを上げていき、終盤めいっぱい踏んでいく作戦。最初の7,8%区間はウォーミングアップも兼ねてゆっくり目に走る。6時台にウォーミングアップしたけどもう1時間以上経ってて且つ気温も低めで体は冷えてしまっていたので。スピードは遅いときで10㎞/h切るぐらい。ちょっと遅いかなと思うも心拍数は早くも160ぐらいなのでこんなもんかと。勾配きつめのところはペダル回すというよりグッ、グッと踏んでる感じ。その横を速い人が見た目にもペダルくるくる回してますという感じで抜いていく。あれぐらいまでレベルアップしたいなと後で思う。この辺りでちょっとした失敗に気づく。ガーミンの表示を、普段のトレーニング表示だとタイムを出していないので、レース表示に切り替えてスタートしたが、スタートしてしばらくしてからレース表示は距離を出していないことに気づく。なんと自分がスタートしてから何km走っているのかわからない。途中にコース上に5kmおきに表示されている距離に頼るしかない。

中盤に入ると緩斜面の割合が増えてくる。ただ緩斜面に入ったと思ってギヤを上げてペース上げるとまたすぐ急斜面(といっても5~7%ぐらい)に入ってギヤを上げてケイデンスを落としすぎないようにする。これの繰り返し。

そして終盤。いつになったら平坦区間が出てくるのかと思いながら中盤に引き続き緩斜面、急斜面の繰り返しを続ける。予定では心拍数MAXまで上がってもいいからめいっぱい踏んでいくつもりだったけど、序盤途中からずっともも裏ケツの付け根あたりの筋肉が痛いせいで全力で踏めない感じ。そのせいか、最後まで心拍数が180を超えることはなかった。出力を上げられないが、ペースは落とさないように頑張る。最後の方は10%近い勾配もあり、そこでもペース落とさないようにダンシング交えながらがんばる。そしてようやく平坦区間現れる。平坦区間に入った途端自分を抜いていった女性を負けるもんかと追いかけ、その女性含むトレインに入る。そのままゴール直前の急斜面まで。急斜面で最後の踏ん張り。かなり足にきてるのと、ゴール前混雑とでちょっとスローダウンしながらもゴール。ガーミン計測では1時間39分40秒ぐらい。なんとなく目標を1時間30分としていたが10分弱オーバー。予想どおりゴール地点は人でいっぱい。

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できれば雨が降らないうちに下山したいので、預け荷物を受け取りいそいそと下山スタイルに着替えて下山の列に並ぶ。10時半ぐらいに並んで、ゆっくり前進しながらゴールから2km先の下山スタート地点まで。結局下山開始したのは11時ちょうどぐらい。上ってくるときは半袖で何ともなかったのに、下るときは真冬に走る格好の上にレインジャケットを着ているというのに寒い。ところどころ霧で辺り真っ白になり、視界が50mもない場合も。慎重に前の人に続いていく。しかしブレーキの手が疲れる。半分ぐらい下ったあたりから雨に。上半身はレインジャケット着てたのでよかったが、下半身は雨対策グッズを身に着けてなかったのでずぶ濡れに。ブレーキかけ過ぎか、雨による濡れのせいか、ブレーキの効きが悪くなって気がする。より慎重に下り、12時ぐらいにようやくスタート会場に戻る。計測チップと引き換えにフィニッシャーリングと計測タイムの紙をもらう。正式タイムは1時間39分30秒だった。寒いのでタダで食べれる吉田うどんを食してからさっさとPICA富士吉田に戻る。ちょうど家族も富士Qから戻ってきた。PICAの風呂に入り、体もあったまってようやく落ち着いた感じ。

去年N先輩は1時間半切っていたと思っていたが、後で1時間36分台であったことを知る。意外とそんなに差がなかった。N先輩に近づいたのは練習の成果だと思う一方、世間一般的には中の中か下ぐらいなのかなと。まだまだ伸びしろはいっぱいあると思うことにしよう。