オリンピックコース(Not full)でパンク

最高の天気の日に、明神三国越えて最高の景色見れて完全優勝と思ったら、帰路についた途端パンク。タイヤのビードが落ちなくて、自己修復不能で途方に暮れていたら救世主が現れた。

午前中気兼ねなく外に走りに行けて、それどころか帰るのが午後になっても大丈夫な感じ。天気予報は最高に良い。今日こそオリンピックコースに走りに行こうかと、山中湖の天気予報見ると、9時ぐらいで気温15℃ぐらいと、籠坂峠の下り半袖ジャージで大丈夫そう。ということで決定。3時に起きて4時に出発。3000mぐらい登るので、少しでも軽くしたいとモバイルバッテリーを置いていったのだけどこれが裏目に出ることになる。秋分の日過ぎたので4時台は暗い。しかし尾根幹は車少なくて快適。今日はメインディッシュに向けて体力温存しないといけないので、がんばらないようにしたけど、朝早い時間は街中抜けるのがとてもスムーズで、予想より早く道志みちに入った。

朝ごはん食べようと、その先は1件もない、道志みち最後のコンビニでストップ。5:40ぐらいに着いたのだけど、なんとこのコンビニ6時オープンだった。

仕方ないので20分ほどオープン待ち。オープン後、おにぎり2個買って朝ごはん。そしてリスタート。道志みちを山中湖方面に走るのは久しぶり。途中の谷のアップダウンはちょっとキツいけど、そこ以外は快適順調。8時前に山伏峠クリア。

そして下って山中湖。やはり今日は最高の天気。

途中、湖畔のサイクリングロードを少し走ったりしながら、山中湖半周して籠坂峠入り口に到着。ちょっと小腹がすいたので、持ってきてたエネ餅を補給してから登坂開始。山中湖側は距離短いので楽々クリア。

籠坂峠を小山町方面に下って、さらに富士スピードウェイ方面へ。富士スピードウェイの近くまでずっと下り続ける感じだった。下れば下るほど明神三国が怖くなってくる。初めて来た富士スピードウェイ。ここをカラパス達が走ったのかと思うと胸熱。

そしていよいよ明神三国の登り口へ。登り始めてからまもなくして勾配10%越えてきて、そしてなかなか10%から下にならない。めちゃめちゃキツい。こんなキツくて長い坂は初めて。途中1ヶ所だけ100mぐらい勾配が5%まで下がるとこがあり、天国だと思った。5%が完全に平坦に感じた。しかしまたすぐ10%超地獄に戻る。そして有名な丸ボツ区間に突入。この辺が18%なのだろうか。この区間に入る前からだけど、ひたすらゾンビ走法で耐える。神奈川県との県境が一つ目のピークだけど、それよりも手前にSNSでよく見るこれが。当然写真撮りたいので足付き、というか一旦ストップ。

その後もう少し地獄に耐えて、ようやく神奈川県境のピーククリア。その後少し平坦区間があって、今度は山梨県境までの三国峠の登り。こちらは普通の峠の勾配って感じ。しかし明神でボロボロになっているのでキツい。なんとか三国峠も越えて再び山梨県に入る。そしてちょっと下るとこの絶景。今日のハイライト。この景色が見れた、富士山が雲に隠れず見えたので大満足。

山中湖湖畔まで下って、コンビニで補給、トイレも済ませてさあ帰ろうと、山伏峠に向けて登り始めて間も無く悲劇が。路上白線付近に石が2、3個あって、気にしつつもちゃんと避けないでリアで踏んだらなんか変な音が。タイヤに何かくっ付いて、ホイールが回る度に擦っているような音。なんだろうと思って止まって、タイヤ見てみたらなんとパンクだった。よく見るとサイドカットしてる。これで一気に空気が抜けた音がしていたのか。このとき11時ぐらい。道端の空き地でホイール外してパンク修理を始めようと、タイヤのビードを落とそうとしたら、なんと落ちない。何をどう頑張っても落ちない。これか、ビードが落ちないということは。四苦八苦している間、何人ものサイクリストが通過していった。その中ですごく親切な方が大丈夫ですか?と止まって声かけしてもらって、ビード落とすのを少し手伝ってもらったが、結果ダメだった。これは自力修復ムリと思い、こういう時のための自転車保険ロードサービスだと思ってアプリで要請。しばらくすると電話がかかってきて、詳しくいろいろ聞かれていると、何か話がおかしい。よくよく聞いてみると、ロードサービスで運んでくれるのは自転車のみ、人は保安上の理由で同乗できないとのこと。それなら意味ないので別の手段を探しますとキャンセル。とはいえ、別の手段は思いつかないし、そんな中なんと携帯の電池があと5%ぐらいという緊急事態。これはもう嫁さんに車で迎えにきてもらうしかないかもと思い、LINEで現在地など連絡。とはいえここまで来るのに2時間はかかるだろうし、来てもらうのは悪いなあと思っていた。このとき気がついてなかったけれど、空き地のすぐ横がキャンプ場で、そこのスタッフさんがこちらの様子を見ていたようで、スタッフさんがこちらに近づいてきてどうされたんですか?と声かけてもらった。事情を話すと力になれないと思ったのか、一旦スタッフさんは戻った。しばらくすると別の方が来て、結果から言うと知り合いの自転車屋に車で自分と自転車を運んでもらえることになった。その方はおそらくキャンプ場のオーナーさんで、別に旅館もやっているとのこと。山中湖村の村長にも近しいらしく、山中湖村が自転車で盛り上げていこうとしているのをこの方も賛同していて、それで困っている私を助けたいと思ってくれたよう。この方に車で、自転車と共に山中湖サイクリングベースというところまで運んでいただいた。本当に感謝。このサイクリングベースのスタッフさんに、タイヤレバーを駆使して何とかビードを外してもらった。サイドカットしているし、エントリーモデルだが新しいタイヤもあるとのことなので、履いていたコンチネンタルは外して捨てることにした。こちらで新しいタイヤ(エントリーモデルなので2300円と安い)を購入し、スペアのチューブ入れてパンク修理完了。ただでさえよくしてもらっているのに、ここのスタッフさんには携帯を充電させてもらい、トイレも借り、水ももらって、極め付けは飾ってあったオリンピックの聖火リレートーチを持たせてもらって写真撮ってもらった。

パンク発生から3時間と、だいぶ時間かかったけど、ようやく走れるようになって改めて帰路につく。このとき14時。途中、世話になったキャンプ場に寄ってお礼してから、山伏峠越えて、道志みちへ。交換したエントリーモデルタイヤがどれぐらいのものなのかよくわからないのでいちおうカーブとかは気をつけて、それ以外は下り基調を快調に飛ばして帰る。まともな飯を食ってないので何かちゃんと食べたいところだけど、時間がないので家からもってきてたスポーツ羊羹1本で帰宅まで凌いだ。17時半ごろ帰宅。無事帰れて良かった。出先でのトラブル対策見直さないと。保険のロードサービス使えないので、せめてパンク応急処置できるようにしておかないと。山中湖サイクリングベースでパンク修理したとき、最後空気入れたときバンッ、バンッと、ビードが上がるいい音がした。ろばーるらぴーではほぼチューブレスレディホイールだということがよくわかった。

f:id:shingggggo:20221004070132j:image

f:id:shingggggo:20221004070142j:image